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HOME >> 分子整合栄養医学について |
もくじ |
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一部の医師しか知らない分子整合栄養医学 |
私たちの体は最大で約60兆個の細胞からできています。
その細胞が常に新しいものと入れ替わり、正常に機能することで私たちは健康を維持しています。
細胞の新陳代謝を促し、正常に機能させるのは、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの「栄養素」です。
栄養素が不足すると、細胞分裂が減り、細胞の働きが悪くなります。すると「病院に行くほどではないけれど、どこか調子が悪い」という体調の変化を感じるようになります。
「眠りが浅い」「疲れがとれない」「イライラ」「不安」「偏頭痛」「ニキビ」「のどのつかえ」など、不足している栄養素によって現れる症状は様々です。
通常、特定の栄養素だけが単独で不足するということは少ないので、このような症状がいろいろと重なって起こります。
ところが、多くの人が「病院に行くほどではないし・・・」「今に始まった症状でもないし・・・」と、半ばあきらめつつ日々を過ごしています。あるいは病院にいってもたいてい「ストレスのせいでしょう」「大きな異常はありません」と言われてしまうのです。
やがて栄養不足が深刻になると、ようやく「うつ」「自律神経失調症」「貧血症」といった病名がつくようになり、投薬などの治療が行なわれます。
しかし、もともとの原因が栄養不足である場合はそれを改善しないと根本的に良くならないため、仕事の合間を縫って通院するだけでも一苦労なのに、病院に行くたびに薬の量が増える。種類が変わるということを繰り返すばかりなのです。
それに対して分子整合栄養医学は、細胞(分子)レベルで栄養を補正(整合)することで、根本から症状を改善する治療法です。
栄養が補われると、細胞1つ1つが元気になってくるので、体全体が元気になります。
細胞が若返るとこで、当然見た目も若返ります。脳の血液循環や神経の伝達が良くなるため、記憶力や集中力が増し、学力の向上にもつながります。アルツハイマー病の予防にもなります。小さなことでイライラ、くよくよせず、心も穏やかになります。薬が必要な場合でも最小限の量で症状を抑える事ができます。
細胞レベルで栄養を補正するためには、通常60項目にも及ぶ血液検査をします。
血液データを自覚症状と照らし合わせながら解析し、不足している栄養素を割り出していくのです。この血液検査を受けるには、分子整合栄養医学を実践している医療機関を受診する必要があります。
ここでは、60項目の血液検査を受けられない方のために、簡単な栄養状態のセルフチェックページを掲載しましたので、ご自分の栄養状態を確認してみたください。
また、症状別の栄養法を載せていますが、ご自分に当てはまらない項目でも、最初から全て通して読むことで理解が深まるような構成になっています。
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栄養療法のはじまり |
栄養療法(分子整合栄養療法)は2人の偉大な研究者によって確立されました。
アメリカ人の化学者であるライナス・ポーリング博士(注1)は、分子レベルで栄養を補正することが、病気の予防と改善に何らかの影響を与えていると考えました。
今でこそ「風邪にビタミンC」は常識ですが、ポーリング博士が1970年に「ビタミンCと風邪」という論文を発表した当時は奇抜な考え方であるとして、社会に受け入れられることはありませんでした。
時を同じくして、カナダ人の精神科医エイブラム・ホッファー博士は統合失調症の治療にナイアシン(ビタミンB3)が有効であると唱えましたが、ポーリング博士同様、異端視され学会を追放されてしまいます。
ホッファー博士の論文をきっかけに二人は出会い、「分子整合栄養医学」は幕を開けました。
(注1) ライナス・ポーリング博士は、2つのノーベル賞(ノーベル化学賞とノーベル平和賞)を受賞されています。
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普通の栄養学と分子整合栄養医学の違い |
「バランスの良い食事」ときいて、何を思い浮かべますか。
学校の給食や病院食、それとも和食でしょうか。ご飯に味噌汁、焼き魚、卵焼き、煮物、お浸し、牛乳、デザートとして果物とビスケット数枚。一見とてもバランスのよい食事ですね。でも、栄養療法的に考えた場合、このメニューではあなたを元気にすることはできません。そもそも一般的に考えられている「バランスのよい食事」とは一体どんな食事なのでしょうか。
従来の栄養学では、性別、年齢、活動量から一日の栄養必要量を割り出し、次に上げる食品群をまんべんなく満たすようにしながらメニューを決めていきます。
- 第一群 魚・肉・卵・大豆(たんぱく質)
- 第二群 牛乳・乳製品・小魚・海藻(カルシウム)
- 第三群 緑黄色野菜(カロチン)
- 第四群 その他の野菜・果物(ビタミンC)
- 第五群 米・パン・イモ・砂糖(糖質)
- 第六群 油脂類(脂質)
しかし、分子整合栄養療法では、まず第一群の「たんぱく質」を中心に摂り、第五群の「糖質」が多い食品を極力摂らないようにすることが原則となります。
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