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内側のエイジング 〜便秘〜

腸は人間の体内で最大の免疫器官であり、また主要な解毒器官の一つでもあります。食事、服薬という行為を通して常に異物にさらされている腸には全体の60%もの免疫システムが集中しています。また体内に取り込まれた有害物質や産生された老廃物が排泄されるとき、便を通して排泄される割合が一番多く約70%、次いで尿20%、汗(毛穴)5%、爪および毛髪の順となります。
つまり腸の状態を整え、便秘を改善することが、今よりもっと若くなるためのカギといえます。

――ここで質問です。あなたは便秘症ですか?

Noの方に次の質問です。あなたの便は臭いますか?

便の臭いの元は、腸内の悪玉菌がタンパク質を分解するときに発生するアンモニア、インドール、スカトールなどの有害物質です。
腸の中には約100兆個もの腸内細菌が棲んでおり、その細菌の重さだけで1Kgもあります。
腸内細菌は大まかに「善玉菌」「悪玉菌」その時の体調によって善玉菌にも悪玉菌にもなる「日和見菌」に分類されますが、もし、あなたのお腹の中が悪玉菌だらけの場合、その有害物質が過剰につくられ、においが強くなります。
これらの有害物質はガスや便と共に排泄される他、長く留まっていることで腸から再吸収され、血液に乗り全身にまわります。そして一部は普段の呼吸のときに呼気として排泄されています。
これはすなわち口臭の元になるものです。先に申し上げたとおり有害物質の主な排泄ルートは便と尿ですが、便としての排泄ルートが閉ざされた場合、有害物質は他のルートから排泄されるようになります。排泄が毛穴に集中することでアトピー性皮膚炎が生じるのだと説く専門家もいるのです。

一方善玉菌が優勢の場合、便はあまり臭いません。ですから毎日快便であっても、便が臭便秘う人は予想に反して悪玉菌が優勢の場合があるのです。
毎日排便がなくても不快感がなければ便秘ではないと言う一部の専門家もいますが、それでは、数キロもの食物の残骸は一体どこへ行ってしまうのでしょう。おわかりですね。腸内に蓄積され有害物質が再吸収されています。そしてインドールやスカトールなどの臭気ガスを発生します。また、有害物質が再吸収されると同時に便に含まれる水分も腸に吸収されますので、便はかたくなってしまいます。
毎日排便がある方でも、食後にお腹の張りを強く感じたり、排便の時に時々お尻が切れたり、出しにくいことがあるのはその為です。ですから毎日便が出なくて良い訳がないのです。

――では、腸をクレンジングするためにはどうしたら良いのでしょうか?

まず必要なことは水分を沢山摂って、便を軟らかくすることです。人間は一日に約2リットル前後の水分を体内から失いますのでそれを補う必要があります。
お茶やコーヒー、紅茶、ウーロン茶などカフェインを含むものは利尿作用がありますので腸の方に水分が行かなくなります。一番良いのは普通の水を摂ることです。ただし、一度にまとめて摂取せず、こまめに少しずつ飲むようにしてください。
人間の体はその時不要だと感じた水分や栄養素は使わずに排泄してしまうからです。2リットルのうち、1リットル程度は野菜や豆腐など水分の多い食物を取り入れるようにすることでまかなえます。
葛湯や寒天なども水分として換算することが出来ますが、糖分の摂り過ぎにはご注意ください。

次に野菜、寒天、海藻、サイリウムなど食物繊維を多く含む食品をとり、便のかさを増やします。便のかさが増すとそれが刺激となり、腸が動き始めます。
そして、ビフィズス菌やアシドフィルス菌といった善玉菌を摂取し優勢にすること――プロバイオティクスが重要です。乳酸菌というとヨーグルトのイメージが強いと思いますが、実際にヨーグルトから摂取できる乳酸菌の量はわずかですので、乳酸菌製剤もしくはサプリメントでとることをお勧めします。乳酸菌をとっても、個々の腸によって効果を発揮する善玉菌の種類と量が異なります。それをなるべく多くの人に効果がでるようにするには複数の善玉菌をとること、一度に沢山の量をとること、そして善玉菌を増やしてくれる物質をとることが必要なのです。乳酸菌を増やしてくれる物質をプレバイオティクスといいますが、これには食物繊維、オリゴ糖などがあります。

これらのことを試してみたけれど効果がなかったという方の場合、その多くはご自身が思っているよりも水分や食物繊維、善玉菌の量が足りないか、一度にまとめてとるなどタイミングを間違えているのです。

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