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我々は絶えず呼吸をし、体内に酸素を取り込んでいます。そして取り込まれた酸素のうち2〜3％は体内で活性酸素という非常に酸化力の強い物質に変化します。
鉄のクギが錆びたり皮をむいたりんごが茶色くなったりするのも酸化ですが、我々の体内でも、クギやりんごのように細胞や遺伝子の酸化が起こっています。
もともと、活性酸素にはその強い酸化力で病原菌や異物と戦うという利点があるのですが、一方で正常な細胞まで無差別に攻撃してしまうという欠点もあります。
我々の体内には、活性酸素が増えすぎた場合それを無毒化するSOD（スーパーオキサイド・ディスムターゼ）という抗酸化物質を生産する能力が備わっているのですが、ストレス、喫煙、飲酒、紫外線、食品添加物の摂取によって活性酸素が過剰に作られた場合、体内で生産するSODだけでは活性酸素を処理しきれなくなってしまうのです。
更に、SODは40歳を過ぎたころから急速に生産力が落ちることがわかっています。正常な細胞や遺伝子が酸化することによって以下のような症状を引き起こすと考えられています。

悪性腫瘍・皮膚のしみ・しわ・白内障・認知症・動脈硬化・高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳血管疾患（脳卒中など）

体内で生産されるSODが不足している場合、これを食物で補う必要があります。 抗酸化物質として知られているのはビタミンC・ビタミンE・ベータカロチンや、ポリフェノールです。これらの栄養素を含む食品やサプリメントは種類が豊富ですので、なるべく継続できるよう、ご自信が最もとりやすい形で摂取してはいかがでしょうか。